「プラスチックを噛むのは、もう終わりにしよう」自然由来の“本物のガム”を届けるデンマーク発のTrue Gum|GOOD GOODS CATALOG #031

2020.1.31

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「ガムのない生活なんて考えられない!」といっても決して過言ではないほど、ガムに魅了されている人は多いだろう。仕事や勉強に集中したいときや食事のあとなど、私たちがガムを欲する機会は少なくない。今回のGOOD GOODS CATALOGで紹介するのは、そんな現代人に欠かせないガムのなかでも人の体と地球環境に優しい、プラスチックフリーな新しいガム「True Gum(トゥルーガム)」だ。

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北欧を中心に展開するデンマーク生まれのTrue Gumは、プラスチックフリーを掲げる“世界一優しいガムブランド”だ。フレーバーの展開はミント&抹茶、ラズベリー&バニラ、ジンジャー&ターメリック、リコリス&ユーカリの4種類。清涼感を打ち出すことが主流な業界において、ひときわポップで自然を連想させるデザインを採用したパッケージが目を引く。

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もうプラスチックを噛まなくてもいい

大のガム好きであったモーサンとピーターがTrue Gumを創業したきっかけは「ガムはプラスチックからできている」という事実を知ったことだ。
とあるディナーパーティーの日に噛んでいたガムが急激に硬くなったことに疑問を抱いた2人が原材料を調べてみると、従来のガムにはペットボトルや接着剤、車のタイヤなどに含まれるプラスチック成分と同じ成分を含む生ゴムが一つの原料として使われていることを知った。
海に放流されたマイクロプラスチックが魚などから人体に入ることが健康に被害を及ぼすと懸念されようになった昨今においては衝撃的な事実かもしれないが、ガムを噛むことはプラスチックを噛むことであったのだ。

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中央左・ピーター、右・モーサン

「これ以上、今までのガムを噛み続けたくない」という思いから、2人は100%自然由来の原料を用い、プラスチック成分を一切含まないTrue Gum(本当のガム)の製造を決意した。2017年1月に家のキッチンで始まったこの挑戦は、実に472回目の挑戦で満足のいくガムの製造に成功し、同年12月にオンラインでの販売を開始してからは順調に成長を続けている。

人と自然に優しい選択肢

100%自然由来であることを達成するために、ガムの主原料には南米のサポジラの木の樹液から抽出したチクル(ガムベース)を、甘味料にはステビアの葉や樺の木から抽出した糖質を用いている。またフレーバーの味付けには果実や植物そのものを使用し、保湿剤には植物由来のグリセリンを用いるといった徹底ぶりだ。もちろん着色料などの化学添加物は含まれておらず、動物性の原料も一切含まないためヴィーガンにも対応している。

樹液や菜種を用いると生産過程で木を切り倒すこともなく、ハンドメイドで出来上がったガムは仮に街中に吐き捨てられても分解されて土に還るので、環境への負荷が限りなく小さい。
まさに人と動物と地球のすべてに優しい選択肢だといえる。

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彼らいわく、年間3億トンともいわれるプラスチックゴミのうち、10万トンはチューイングガムから生まれている。従来のガムは、実は地球環境にも負荷の大きい嗜好品であったともいえるのだ。
こうした現状を変えるべく立ち上がったTrue Gumは、大好きなガムを噛むことで自分の体と自然に優しくなれる新しい選択肢となるだろう。

True Gum(トゥルーガム)

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