「意識低い系」のコミュニティが今、日本社会に必要な理由|ALL YOURS木村のLIFE-SPECの作り方 #007

2017.6.29

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こんにちは。池尻大橋からALL YOURSというお店でDEEPER’S WEARというブランドを取り扱っている、木村昌史(きむらまさし)がお送りします。連載もう第7回目!皆さんのおかげさまで続けていられます!(ほんとはもっと回数書きたいんだけど…)

ただいま、クラウドファンディングサービスのCAMPFIREで24ヶ月連続クラウドファンディングに挑戦しています。面白いプロジェクトを2年間続けてリリースするこのプロジェクト。お時間あれば、こちらもみてくださいね!

今回は僕らが活動している中で大切にしている事の一つをお話ししてみようと思います。それでは始めましょう〜!

いつも素人でいよう。違和感に触れよう!

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僕が一番大事にしている事の一つ。そして僕がうちの会社のスタッフにいつも言っていること。それは「いつも素人でいよう!」ということ。人はどうしても知っている事や好きな事を深く掘り下げたがる。特に僕らみたいに専門的な仕事をしている人たちはどうしてもマニアックになりがちで、「なかの人」しかわからない専門用語がいつの間にか気持ち良くなってしまう。

 
 

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この間ポストした結構皆さんに反響いただいたinstagramの投稿

知らない事、新しい事に触れるって、要は「違和感」や「異物感」に触れる事。ブラックボックスの中の見えないものを触る感じに近い。それにチャレンジするって結構大変だ。

だからこそ僕は、自分が意識的に「知らない事」に触れる事でいつもフレッシュな気持ちや新しいモチベーションを持つ事って重要なんじゃないかと思っている。それがアイディアの源になったり、可能性が見つけられると思っている。なにより自分たちの価値観の外側にいる新しい人たちと知り合えるし、それこそが自分の可能性を広げて次のステップのヒントになったりすると思うのです。

こんな事を考えている僕らには、いつも素人でいるって大事なことなのです。
(もちろん深く掘り下げる事は超重要だし、それで飯食ってるなら尚更大事。何事もバランスだよね。)

「底辺サークル」始めました。

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何かを始めるって、さっきから書いてるけど本当に面倒くさい事。どこに行けばいいのか?何を揃えればいいのか?色々と調べなくちゃいけないし。で、せっかく始めるなら失敗したくないし、カッコイイものが欲しいし、でも玄人から見てもカッコイイものって何だろう?とか考えて、結局分からなくなってきて、調べるのをやめちゃったり。

そういう時って、何かのサークルに入るのが手っ取り早いんだけど、それって、初心者が玄人の人たちの中に飛び込んでいく事だし、(だいたい、実際行ってみると優しい人ばっかり何だけど)そこで優しい人いるかな?とか、自分は続けられるのかな?とか、変な心配をしてしまうよね。ちなみに僕は心配しまくるタイプです。多分シャイで自意識過剰なんでしょう。逆にこれが普通にできる人は本当に尊敬します。

だから知らないコミュニティに入って行く時はほんとにナーバスになるし、変な心配をしてしまう。だから行かないって判断してしまう自分がいるのも事実。

でも、それでチャレンジする心を無くしてしまうのはもったいない!って事で、新しいサークルを始めました!その名も「TEIHENランニングサークル」。「TEIHEN」は「ていへん(底辺)」と読みます。

ランニングって、結構簡単に始められるはずなのに、やってみたいけど中々一人で始めるのって難しい。走り出すまで、気持ち的にすごく勇気がいるんですよね。心理的なハードルが高い。自分の経験的に。だからサークルみたいなものを作るんだけど、教えられるレースとか出てて走ってる人が主催して、走りたい人が参加するっていうのが普通。

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でもTEIHENはそこらのランニングサークルとは一味違います。

まず、主催者が素人。レースも出た事ないし、中学の時に持久走が早くて目立ってたわけでもない。(ちなみに木村は高校の時の持久走最下位から二番目でした。)

誰も走り方も知らないし、効率の良いフォームも知らないし、シューズはどこが良いって事も知りません。調べる気もないというのが本音かも。で、参加者の方々も興味はあるけど、走りたくない人たちばかり。走れるようになって最終的にレースに出たいなんてこれっぽっちも思ってないし、タイムを縮めたいなんて考えた事もありません。

集合して中々走り出さないし、走り出す時に「走りたくねぇ〜」って言いながら走り出します(笑)終わったらカレー食べてビールをガンガン飲んじゃうんで、走って消費したカロリーよりも運動後摂取します。(笑)前回はカレー2杯食べてたツワモノも。(笑)

そんな「意識高い系」ならぬ、「意識底辺系」な集まりです。なので、このサークルのinstagramのハッシュタグの通り #走りたくない人集まれ で運営しています。そう、誰だって走りたくないんだけど、だからこそ走ってみようよっていう意味を込めています。

ランニングしていて気づいた本当の意味。

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なんでこんな事やってるかっていうと、さっき言ってた事に繋がるんだけど、無理やり新しい事を始める事によって、知らない事に触れる。知らない人たちと繋がる。これを目的にやっています。

で、そんなモチベーションで実際活動してるんですが、活動していて思った事。

最初、このサークルの意義を健康維持とかダイエットとか思ってたけど全然違いました。みんなで集まって走ってると、段々二人一組になってきます。で、走ってる時間帯でその隣にいる人が自然に変わってきます。そうすると、今まで話した事なかった人となんだか自然と話が弾むんですよね。なぜか。仮に普通にカフェであって話したら絶対会話が続かないよ!って思ってしまう人でもなんだか話が弾みます。で、走り終わった後、仲良くなってるんだよね。不思議。

「ランニングってコミュニケーションじゃん!」そう気づいてしまったのです。

これって、ランニングしていて本当に不思議な事で、運動しているから脳が活性化している?とか難しい事は色々説明できるんだろうけど、ともかく、そこら中でコミュニケーションが生まれる!とにかく盛り上がるわ盛り上がるわ。

そう、このランニングサークルは走る事を媒介として、コミュニケーションに主眼をおいたイベントなのです。正確に言うと「おしゃべりしながら東京の夜を楽しもうサークル」なのかも知れません。(笑)

初心者がおしゃべりしながら走れる=スローペースって事なんですが、ペースなんか気にしてないし。結構歩いている時間も長いです。だから話が盛り上がるのかもしれません。

この「TEIHEN」はランニングだけでなく知らない事に挑戦するサークルです。これから興味関心が向く方へ幅を広げていこうと思っています。それで皆さんの活動の入り口になってくれると嬉しいと思って始めています。

また、これは以前書いたコミュ二ティに対しての試みの一つでもあります。その辺の話はまた別の機会に話したいと思います。

そんなこんなでランニングサークル。あなたもいかがですか?女の子も参加しだして、とても良い雰囲気になってきています。イベント情報はALL YOURSのSNSをご覧ください!

「お知らせ」

ALL YOURSはクラウドファンディングサービスCAMPFIREで現在24ヶ月連続のクラウドファンディングに挑戦しています。

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現在第二回プロジェクトを7/3から開催します!詳しくはCAMPFIRE内の特設サイトをご覧ください。

ALL YOURS

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DEEPE’S WEAR

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服を選ぶとき、何を基準に選んでいますか。
天候や環境を考えて服を選ぼうとすると、着られる服が制限されてしまう。
そんな経験ありませんか。
そこで、私たちDEEPER’S WEARは考えました。
服本来のあるべき姿とは、時代・ライフスタイル・天候・年齢・地理など、
人ぞれぞれの環境や日常に順応することではないだろうかと。
あなたの持っている服は、どれくらいあなたに順応していますか。
服にしばられず、服を着ることを自由にする。
人を服から“解放”し、服を人へ“開放”する。
このDEEPER‘S WEARの理念を可能にするのが、
日常生活(LIFE)で服に求められる機能(SPEC)を追求した日常着(WEAR)、
「LIFE-SPEC WEAR」なのです。
DEEPER’S WEARはALL YOURSが取り扱うブランドです。

※こちらはBe inspired!に掲載された記事です。2018年10月1日にBe inspired!はリニューアルし、NEUTになりました。

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