SNSとテレビをやめれば「年間1000冊」の本が読めることが判明

2017.2.3

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本を読みたいと思っていていながらも、なかなか読む時間が作れない。そんな人は現代社会において多いのではないだろうか。だがそんな読書に関する悩みも、いたって簡単に解決できるという。一体その方法とは?

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Photo by kote baeza

現代人が読書をする時間は、携帯電話やスマートフォンの普及に伴い減少している。大学生においては、読書を全くしないという人の割合が全体の半分近くの45%にのぼる。(参照元:全国大学生共同組合連合会)これはインターネットで情報を得るほうが手軽だからかもしれない。

だが「読書」は、私たちの生産活動に大変役に立つ。東京大学大学院の酒井邦嘉教授は、脳科学的に見ると読書では「人間が持っている創造的な能力がフルに生かされる」(引用元:NHKクローズアップ現代+)と述べている。自分で情報を判断しながら本を読むことで知識が得られ、クリエイティブな思考力を身につけられるのだ。

本を読むという行為は決して情報を得たいというためにやるわけではなくて、むしろ『自分の中からどの位引き出せるか』という営みなのです。(引用元:NHKクローズアップ現代+

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Photo by PEXELS

そこで、ライフスタイルに読書を取り入れるシンプルな方法がある。例えば、年間200冊の本を読みたいとする。平均的なアメリカ人なら1分間あたり200〜400語程度読めるため、平均50,000語あるノンフィクション本を200冊読むには、417時間(日数にすると約17日間)が必要だ。(参照元:Quartz

では、この時間をどう確保すればいいのだろうか。アメリカでは1人当たり、年間に平均608時間SNSの利用し、平均1642時間テレビを視聴しており、合計で2250時間(約94日間)もスクリーンを通した情報収集や娯楽に時間を費やしていることになる。なんと、これらの時間をすべて読書に当てれば、年間で1000冊以上のノンフィクション本が読めるのだ。(参照元:Quartz

日本でも、SNSに431時間(参照元:平成26年情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査)、テレビに1345時間を(参照元:平成26年度版 情報通信白書)、1人当たり合計で1776時間(約74日間)が同様に消費されている。

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ライフスタイルを変えることは、簡単でないように思える。けれども、何気なく見てしまうSNSのタイムラインやテレビのバラエティ番組にどれだけ時間を費やしているかを自覚し、それを意識的に減らしていけば、読書だけでなく他のことにもより多くの時間を費やすことができるのだ。

※こちらはBe inspired!に掲載された記事です。2018年10月1日にBe inspired!はリニューアルし、NEUTになりました。

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