8年間“モンスター”を描き続けてきた男が生み出す一風変わったモンスターテーマパーク「トマソンランド」が東京で開催

Text: Nagisa Nasu

2019.4.10

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あなたが最近、猛烈にワクワクしたのは何をしている時だっただろう?すぐに思いつく人もいれば、頭を抱えてしまう人も中にはいるかもしれない。

何に価値を感じ、何に幸せを感じて、何を大切にして生きるのか。そういった思考が、その人らしさやライフスタイルを形作っていくのだろうが、自分でも気が付かぬうちに周囲に埋もれて、それらを見失ってしまうこともあるだろう。

ここに、ある時は大学に、ある時は会社に通いながら約8年間、1日もかかすことなく、“モンスター”を描き続けている人がいる。それは風邪をひいたの日も、失恋した日も、旅先であろうとも、文字通り、いかなる時であろうとも。

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TOMASON(トマソン)
Photography: 柳宙見

平日は東京都のアパレルショップで働き、休日は創作活動のために片道約5時間かけて地元である岐阜県に帰って活動を続けているというそのひと、TOMASON(トマソン)さんいわく、その理由はとてもシンプルなもので、「小学校の時から、それが“猛烈にワクワクすること”だったから」。

先日には地元岐阜県で、描き続けてきた“モンスター”が2次元から3次元に飛び出たような展示や、ライブなどを融合させた参加型イベント「TOMASON LAND(トマソンランド)」を行った。

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彼の活動に共感し、イベントに協力してくれた人たちもいたが、反対に、そんな自由な彼の生き方をよく思わない人もおり、陰で批判されたこともあったそう。しかし彼は「人というカテゴリーに当てはめるとどうしても他と違うことで後ろ指さされたりすることが多いけど、モンスターは元々みんな違うので、”みんな違ってみんないい”というのが分かりやすい対象ですよね。だからモンスターは描いていて楽しいです」と話す。

恐らく彼は、自分の気持ちに正直に従って生きているからこそ、ブレることなく、8年もの間、毎日描くことを続けてこられたのだろう。「それが自分の好きでやりたいことだから自然と継続してるのだと思います。単純にモンスターが好きで描くことが好きだからそれをやり続けている。好きでなくなったら終わります」。

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自分自身に正直な生き方をする彼は、例えそれが、社会からするとアウトサイダーに映ったとしても、同じようにそうしている人を応援したいという。

他人からの評価ではなく、自分自身の評価で生きることは時に独自の辛さを伴うことが少なくないが、自分に正直であることは、恐らく自分を尊重することを意味し、それは他者を尊重することと地続きなのかもしれない。彼はモンスターという“完全に個を尊重する存在”を描き続けるという自分の生き方や姿勢を通して、そのことを表現しているように思えた。

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前述したイベントから約2カ月が経つが、今度は場所を変えて東京で再び「TOMASON LAND」がオープンすることになった。期間は4月17日(水)から24日(水)まで、場所は東京都千代田区にあるアンダーグラウンドカルチャーの発信地「ANAGRA」だ。

ポップでカオスな世界観、まさに彼のワクワクを具現化したようなテーマパーク型エキシビジョン「TOMASON LAND」の初日には、オープニングパーティーが開催され、かねてより親交のある40年間ファッションシーンを牽引してきたMr.BEAMSをはじめ、ゆかりのあるスペシャルなゲスト達と共に、テープカットのパフォーマンスも行われる。

「人よりもモンスターの方がきっと自由で楽に生活をしています」。世間の当たり前よりも、自身の“ワクワク”に従って生きる彼の価値観に触れることができる本イベントは、訪れた者の感受性にダイレクトに刺激を与え、知らぬ間に凝り固まってしまった内の何かをほぐしてくれる、そんなイベントになりそうだ。

TOMASON LAND

Website

2019年4月17日(水)- 4月24日(水)
15:00~22:00(土日14:00~21:00)
チケット: ¥1,000
(OPENING PARTY : 4 月17 日(水)18:00~)
会場: ANAGRA
〒102-0093 東京都千代田区平河町1-8-9 地下一階

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