今まで無駄になっていたあなたの資産を使ってお金を稼ぐ。
欧米で定着しつつある「シェアリングエコノミー」の本質はここにある。
すでにUberやAirbnbを耳にしたことがある人は多いだろう。「シェアリングエコノミー」とはこれまで活用されていなかった既存の資産をインターネットを介して利用する新しいビジネス市場である。
今回、Be inspired!では、今最も注目されているシェアリングエコノミーサービス3選を紹介したい。
①素敵なお家があなたのオフィスに
週5日働いている人の家は平日の間使われることがない。もしその空いたスペースを有効活用できるとしたら…?
ノマドワーカーが比較的多いヨーロッパの街では今、個人の家をオフィスとして貸し出すサービスが注目を受けている。オフィスは借りたくないが普段と違う集中できるスペースで仕事がしたい、というフリーランサーにとってはありがたく、普段の仕事に加えておこづかい稼ぎがしたい家の持ち主にもお得。中には複数人数で共有できる家もあり、ワーカー側としてはコネクション作りの利点も見られる。(参照元:BBC)
②お気に入りのバーがあなたの新オフィス
今NYで流行っているのはこちらも普段利用されずにいたスペースをオフィスに変えることに目をつけたビジネス。その使われていないスペースとは日中のバー。スペースが大きいため、ミーティングなどにも活用できる。バーならドリンクもついてくるが嬉しい。(参照元:SPACIOUS)
③都内のカフェがあなたのロッカー
先月、ecbo cloakによって東京で始まったこのサービス。東京に観光に来たけれどホテルのチェックインは午後だからスーツケースが邪魔な時、荷物が邪魔なのに駅のロッカーにスーツケースが入らない時…。
そんな時に大活躍なのがこのアプリ。登録されたカフェを事前に選び、荷物を預けることができるのがこのシステムだ。バッグが300円、スーツケースは600円。駅のロッカーと値段も変わらない。もうロッカーを探してスーツケースを街中引きずらなくて済む。2020年のオリンピックに向けて増加しつづける旅行者のためにも期待できるサービスだ。
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これまでは無駄にしていた既存の物やスペースを活用できるのは気分がいいし、お小遣いを稼げるのは嬉しいことではないだろうか。シェアリングエコノミーの良いところは、消費者もサービスを提供する側もWin-Winなところだ。オフィス、家、ロッカー。何気ない日常の中に転がっている他人と共有すれば価値が生まれるシェアリングエコノミービジネスの種。もしかしたらあなたも今日見つけることができるかもしれない。
※こちらはBe inspired!に掲載された記事です。2018年10月1日にBe inspired!はリニューアルし、NEUTになりました。