カリフォルニアを拠点にするフォトグラファー、クリスティン・ローズ。
彼女はスポーツをする女の子が自分らしくいれる社会をつくるために「少女アスリート」の写真を撮り続ける。そのプロジェクトの名は「#SHEPLAYSWEWIN」。
彼女がプレイすれば、私たちは勝つ。これは男社会なスポーツ界への宣戦布告なのかもしれない。
写真を通して女の子たちの力になる方法を探してた。私は子供の頃、スポーツをやっていたおかげで自信が持てたの。だから、少女たちの純粋で勇気ある姿をキャプチャーすることができれば、たくさんの女の子に勇気が与えられると思った
スポーツ界に“健在”する酷い男女差別
実はスポーツをすることにはメリットしかない。「集中力」と「記憶力」をあげる効果があるため、アスリートの子供たちは学校では成績がよく、大学卒業率も高く、就職後の給料が高い傾向にあるのだ。その上、自己肯定が高く、鬱になりにくく、目標に向かって行動する能力も身につくそう。
しかし、未だにスポーツ界には男女差別がしつこく根付いている。大抵のスポーツにおいて、女性チームは男性チームほどの注目を受けず、女性アスリートに対する許され難い体型への誹謗中傷や、ネット上のセクハラ発言、レイプの脅しなどのオンライン・ハラスメントも多く発生している。
そんな女の子がスポーツを挑戦しにくい社会にどうやったら変革を起こせるのか?
世界中の全ての女の子のために、スポーツ界の男女差別を撤廃し、女の子同士がインスピレーションを与えられるようにするためにはどうすればいいのか?
少女たちが男女差別から負けない社会を築くことを目指しクリスティンはプロジェクト「#SHEPLAYSWEWIN」を立ち上げたのだ。このプロジェクトは、女の子のアスリートのためのフォトグラフィーシリーズであり、ムーブメントであり、コミュニティである。
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写真を通して彼女は、強さは美しく、忍耐力はパワーであり、自信は“超かっこいい”というメッセージを発信し、女の子たちにインスピレーションを与えつづけている。(参照元:She Plays We Win)
※こちらはBe inspired!に掲載された記事です。2018年10月1日にBe inspired!はリニューアルし、NEUTになりました。