「デートレイプ」という言葉を知っているだろうか?デートレイプとは、友人や知人など顔見知りの人の犯行によるレイプのことを指す言葉。これによく使われるというのが、相手の意識を失わせるドラッグを混ぜた飲み物だ。最近ニュースでよく耳にするTBS元支局長にレイプされたというジャーナリストの女性の被害も同様の手口であったと考えられる。
デートレイプドラッグで意識を失ってからでは自分では抵抗できないため、飲み物を口に入れる前に何か対策が欲しいところだ。そこでマイアミに住む3人の高校生が、デートレイプ防止に期待できる、とある製品を開発したという。
ヴィクトリア、スザンナ、キャロライナの3人の高校生が学校のプロジェクトで発明したのは、デートレイプドラッグとして有名なγ-ヒドロキシ酪酸やフルニトラゼパム、ケタミンを検出できるストロー「スマートストロー」だ。
このストローをそれらデートレイプドラッグの入った飲み物に浸けるとストローの先端の色が青に変わる仕組みとなっている。彼女たちはスマートストローを商品化してレストランやバー、クラブなどに配布したいと考えている。(参照元:Konbini, Inside Edition)
ドラッグを飲み物に入れられた人は、レイプ以外にも誘拐にあう場合がある。(引用元:Inside Edition)
これはもちろん解決法ではないけれど、レイプやその他の危険な目にあう人を減らせるように。(引用元:Inside Edition)
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ストローの開発は決してデートレイプの根本的な解決方法ではないが、目で見ただけではわからないデートレイプドラッグの検出ができるストローの存在は、以前紹介したデートレイプドラッグの検出できるマニュキュアと同様、自分自身で身を守る方法としては有用だ。マニュキュアは塗るのに手間がかかる一方、ストローは鞄に入れて持って行けばいいため準備するのは簡単である。あとはなぜ持参したストローを使うのか不審がられないかが問題かもしれない。
こうした予防策が広まるのを願うとともに、ドラッグを混入させて相手を自分の思い通りにしようとする行為をやめさせなければならない。
※こちらはBe inspired!に掲載された記事です。2018年10月1日にBe inspired!はリニューアルし、NEUTになりました。