“一番大切なことは見た目じゃない”と発信するモデル事務所「PUMP management」の2周年記念パーティーが笹塚ボウルで開催!モデルの個性が爆発する映像を公開

Text: Moe Nakata

Photography provided by PUMP management

2022.7.29

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  ONE&ONLYをモットーに、 内に秘めた魅力を吸い上げてプッシュするモデルエージェンシー「PUMP management」が2022年7月で2周年を迎え、7月3日に笹塚ボウルで2周年記念のパーティーが開催された。
 パーティーではPUMP management所属モデルによるDJパフォーマンスや2周年を機に制作された映像作品の上映会、トークショーが行われ賑わいを見せた。

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 イベントの見どころの一つとなったトークショーではPUMP managementのモデルたちが自分でディレクションを行った映像作品『PUMPSOUL 2022』と『HOMING』が上映され、出演モデルたちが作品について語った。

『PUMPSOUL 2022』

※動画が見られない方はこちら

 『PUMPSOUL 2022』にはHIBARI、一絵、MINOR、KIENの4名のモデルが出演し、彼らの作品を同じくPUMP management所属のアーティスト、橋本ロマンスが1つにまとめ上げた。

HIBARI :自分が楽しいっていうことが人生で一番大切だと思う。これは自分だけじゃなくてみんなにとって大切なことで、自分が楽しくないと人に優しくなれない。そんな楽しいおいらを見て、「ハッピーだな」とか「元気もらえたな」とか思ってくれればそれでいい。

 トークショーでそう語ったHIBARIは初め、自分の体へのポジティブなイメージを作品にしようとしていたそうだ。ラーメンを食べたり、自分で曲を作ったり。だが試行錯誤ののち、行き着いた先は音楽を使わずに自分の体だけで応援すること。「自分とみんなのことを応援している」と語る彼女の映像からは誰もが元気をもらえるはずだ。

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一絵:​​映像の中で私はずっと前に進んでる。「私は止まらないぞ」っていう意思を作品のなかに詰め込んだので、コロコロ表情が変わります。猿になったり、女王様になったり、自分の思っている感情のままに暴れてみたり、なぜか最後に鼻血がでたり。自分の今出せる表情全てを詰め込みました。

 昔はコンプレックスだったと語る八重歯にキラキラしたストーンをつけて話す一絵は、自分の仕事についての思いを作品に込めた。彼女によるとPUMP managementに所属している個性あふれるモデルたちは、オーディションを受けて仕事を手に入れるよりもオファーを受けることの方が多い。しかし、一絵はオファーを受けるよりもオーディションで仕事を手に入れることが多い。彼女はそこに不安と葛藤を感じていた。だが本作ではそれを乗り越え、「かっこいい」印象も「かわいい」印象も作ることができる「意志のあるカメレオン」としての自分を人々に伝えるために、「一絵は一絵だ」という意思を詰め込んでいる。

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 トークショーの登場から観客を沸かせたMINORは自身が演じてしまう「役」やメンタルヘルスについて語った。

MINOR:高校生のとき、ゲイの自分を出せない時期があったんです。周りの友達にはストレートの男性役で、また別の友達には相手にとって居心地のいい役を演じる。そんな生き方が染みついていて東京にきてからも自然と役を演じ続けていたらパンクして躁うつになっちゃった。

 そんな彼は今でもうつの状態に陥ってしまうことがある。一度そこに落ちたら周りがどれだけ声をかけてくれても抜け出せない。本作では彼のその状態を作品にしている。

MINOR:​​ドレスアップしたままロープで締め付けられているっていうのが、そのときの私の状態。外見は綺麗にしているけれど、その上から心臓とか頭を縛られている。心配されたら余計に気を遣って悪循環が起こる。そのときの感情って最悪だけど、そういうことってみんなもたくさん経験してるんじゃない?って思ったら楽になった。

 悩んでいるのは自分だけではない、みんな差はあれど何かしら悩みを抱えて生きている。そのような思いを込めて作った本作は締め付けられたまま終わりを迎える。そこには、「別に立ち上がることが全てではない。苦しむ自分も自分だ」といった強い意志があらわれている。

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KIEN:題名は「OUTSIDE INSIDE」というやつで、よく分からないけどなんとなくやりたいなって思いました。

 いつも感じたことや思ったことを大切にするKIENの作品は「静と動」がテーマ。普段は静かだと思われることが多い彼女は、実は頭の中でいろいろなことを考えている。

KIEN:人の前で感情を出せないんだよね。人といるときには気づかないけれど、「自分のなかにはこういう部分もある!」っていうのを一人のときに感じたりする。

 トークショーでは作品を見られることに対し「恥ずかしい」と話していたKIENだが、『PUMPSOUL 2022』の冒頭で表現する彼女に恥じらいは見えない。彼女のイマジネーションがエネルギーとなって私たちを圧倒するだろう。

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『HOMING』

※動画が見られない方はこちら

 『PUMPSOUL 2022』はPUMP所属のモデル4人が登場したが、『HOMING』は1人を主演としたストーリーのある作品だ。同じくPUMP所属のモデル・SAKURAと橋本ロマンスがディレクションを行った。
 SAKURAはコロナ渦の生活に息苦しさを感じていたことからこの作品を作ることに決めたようだ。コロナ渦の窮屈感をトラックになぞらえ、主人公はトラックの中で生活を送っている。レゲエダンスをしていたSAKURAとコンテンポラリーな雰囲気の作品を作る橋本ロマンス。2名が化学反応を起こし、新鮮で斬新な作品となっている。

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 SAKURA:今回の作品は私のときめくものを詰め込んだっていう感じで、3段階くらいに分かれていて、特に深い意味があるというよりは好きだったり思うことを詰め込んだ。

 作品内に冒険家の衣装を着たSAKURAが登場するが、これは彼女の小さいころの夢を実現したものだそう。スタイリングを務めたHARUHIの世界観に合った衣装にも注目だ。

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 2周年を迎えたPUMP management。独創的なモデルを抱える彼らのYouTubeアカウントには今回紹介した作品以外にもモデルがディレクションを行った動画が数々アップされている。笑い声と歓声に満ちていた2周年記念パーティー。あなたも動画を見て彼らから元気をもらってみてはいかがだろう。

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PUMP management

Website / Instagram / YouTube

東京を拠点とするモデルエージェンシー「PUMP management」は、カッコイイ・カワイイの固定概念を疑い、個々の魅力を吸い上げてプッシュするエンターテイメントを届けるべく活動をしている。

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