プラスチックに変わる素材は“竹”。天然由来100%で土に還る食器「EcoSouLife」とは|GOOD GOODS CATALOG #014

Text: SAORI

Photography: ©EcoSouLifeJapan

2017.11.2

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ヒマラヤを富士山のようにしないで欲しい。

かつてある登山家がそう言った。それほど「富士山のゴミ問題」は世界的に有名な話になってしまったということだ。遠くから見たら美しくても、年間40トンのゴミが回収され、それでもまだ追いつかないほどのゴミが山積している富士山。(富士山クラブ資料より)

紅葉がキレイな今の時期、山へ出かける人も多いかもしれないが、キレイな紅葉の下にたくさんのゴミが落ちている景色なんて、誰も見たくはないはずだ…。

Photo by Clay Banks
Photo by Clay Banks

あなたは、買い物をするときにどんな基準で商品を選んでいるだろうか?もしあなたの気に入っている商品を販売する企業が、不正を働いたり環境に悪影響を及ぼす事業に資金提供したりしていたらどうするだろう。

企業や商品作りにおける考え方に賛同できない場合、その企業やブランドの商品を「ボイコット(不買運動)」するという方法がある。これは買い物が「投票」に例えられるように、消費者の力で信頼や賛同のできない企業の商品にお金を出すのをやめ(票を入れるのをやめ)、企業の経営を成り立たなくさせ社会をより良くする(より良い企業に投票する)というもの。

そこであなたがボイコットしたいとき、またはボイコットとは関係なく単純に人や環境に良い商品が欲しいときに、参考となる商品カタログをBe inspired! が作成することを決意。その名も「GOOD GOODS CATALOG(グッド グッズ カタログ)」。

今回ご紹介するのは、飲食店やイベントのときにはもちろん、秋のレジャーのお供に最適なエコでオシャレな食器「EcoSouLife」だ。

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プラスチックとは大違い。土に還る食器とは?

オーストラリアで生まれた食器「EcoSouLife」。この食器の一番の特徴は何と言っても「土に還る」ということ。竹の繊維、お米の籾殻、コーンスターチ(とうもろこしデンプン)、ヤシの葉などの素材でできているため、土に還らないと言われている石油系プラスチックと違い、EcoSouLifeの食器は、土に埋めると2〜4年で分解されるという。また、竹材で作られているため、丈夫で、軽く、耐熱性もあるのでアウトドアには最適。

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竹害の解決にも一役買ってます。

たけのこを食べたり、竹材を使った加工品や農耕資材、建築資材など、その多様な用途からいたるところで活用されてきた竹。早いときには1日に1mも成長し、周囲の環境を破壊することなく継続的に3年ごとに切って使用することが可能な植物だ。(農水省HPより)

しかし、安価なたけのこの輸入が増加し、竹材に代わる化学製品の普及によって、使用量が減少。(石川県HPより)そのことで放置された多くの竹が、人工林や広葉樹林、耕作地に侵入してしまっているが、EcoSouLifeは自治体や森林組合が頭を抱えているこの現状、いわゆる「竹害」を解決する食器でもあるのだ。

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「SNS映え」もして、環境にもいい。

EcoSouLifeの食器は、紅花やクチナシの黄色、ぶどうの青、紫キャベツの紫、赤米の赤など、使い込むにつれて味が出てくる天然素材を使用して染色しており、フォトジェニックな写真も撮ることができる。

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冒頭でも述べたが、日本の山に捨てられているゴミは、深刻な環境問題となっている。山の生態系保護やキレイな水を保全するためにも、フェスやキャンプなどアウトドアに行く際は、ゴミを出さずに楽しむことができるEcoSouLifeで「マイ皿」「マイフォーク」「マイカップ」を揃えてみてはどうだろうか。

EcoSouLife

Website

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※こちらはBe inspired!に掲載された記事です。2018年10月1日にBe inspired!はリニューアルし、NEUTになりました。

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