「消費自体に興味ない」。若者の“福袋離れ”始まってます

2016.12.30

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2016年もあっという間に終わってしまい、2017年がやってきた。年始といえば、おせちとお雑煮を食べて、家族や友達と買い物になんて過ごし方も多いのではないだろうか。そこで今回は、江戸時代か明治時代に始まったと言われる「福袋」の未来について、Be inspired!編集部が予想してみた。「福袋」の息はそんなに長くないかもしれない。

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Photo by Tranmautritam

年明けになると、デパートやファッションビルの前に早朝から並んで「福袋」を買い求める人たちが続出する。この福袋という文化は、江戸時代に1年の裁ち余りの生地を袋に入れて売ったこと、または明治時代に松屋の前身である鶴屋呉服店の福袋が始まりとされている。(参照元:大丸松坂屋オンラインショッピング

福袋を買って、払った値段以上のものを手に入れられることもあるが、在庫処分品ばかりが詰められていたり、全く好みに合わなかったりと期待外れの場合もあるという点でリスクのある買い物だ。そんななか最近では「中身のわかる福袋」が売られるようになるなど、消費者に安心感を持たせるものも増えてきている。(参照元:livedoor NEWS

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Photo by Stokpic

では、時代の移り変わりとともに変化してきている「福袋」は近い将来どうなるのだろうか。

ミレニアルズの消費傾向を考えると、まず消費自体に興味を失いつつあることが特徴だ。「物より経験」や「身の丈に合った消費」というような価値観を持っており、品物を購入する際には自分なりのこだわりで納得したものを選ぶ。(参照元:東洋経済オンライン)そのため、くじのような“ギャンブル性”(引用元:livedoor NEWS)のある福袋は、宝くじで夢を買わない若い世代にとって魅力的なものではないのだ。したがって、福袋の文化が廃れていくのは時間の問題かもしれない。

※こちらはBe inspired!に掲載された記事です。2018年10月1日にBe inspired!はリニューアルし、NEUTになりました。

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