美味しい紅茶を飲んだ後は、ティーバッグをそのまま土に還すだけ。味と環境保全にこだわるティーブランドBrew Tea Co.|GOOD GOODS CATALOG #030

2019.6.21

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「ちょっとお茶しよう」と言われた時、あなたならどんな飲み物を選ぶだろうか?「お茶」と言いながらもなんとなくいつもコーヒーを選ぶという人も多いのではないだろうか?そんなあなたに紹介したいのが、イギリス発のメーカー「Brew Tea Co.(ブリューティーカンパニー)」の「より良いもの」を目指して研究を重ねて作り出されたお茶だ。

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今回のGOOD GOODS CATALOGで紹介するBrew Tea Co.ではアールグレイなどのおなじみの紅茶から、ハーブティー、緑茶まで全部で9種類のお茶を販売している。それぞれのブレンドごとに色とイラストが割り振られたポップなデザインが目を引く。日本では北青山の店舗で、茶葉を購入することができるほか、黄色い紙コップ入りのお茶をテイクアウトすることができる。

美味しさを追求するために常識はいらない

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ティービジネス業界では抽出時間を短くするために茶葉を細かく砕く「CTC製法*1」と「ティーバッグは2.5g」の二つが常識とされている。しかしBrew Tea Co.はこの二つの常識を崩すことで、本当に美味しいお茶を作り出すことに成功した。同社は茶葉の形をそのまま残して乾燥させることで、より渋味が少なく香りの強いお茶を作りだしたのだ。さらに、ティーバッグに入れる茶葉の量も、それぞれのブレンドで異なる。味の研究には3年もの時間を費やして、創業者らが自らテイスティングを重ねた。業界の常識にとらわれることなく、自分たちで研究を重ねることで「本当に美味しい」お茶にたどり着いたのだ。

(*1)Crush(つぶす)Tear(裂く) Curl(丸める)の略で、多くの紅茶に使用されている機械加工による製法。この製法によって茶葉の抽出時間は短縮されるが、お茶の渋味が強くなりやすい。また、茶葉の種類や産地ごとの風味の違いが現れにくくなる。

プラスチックの使用を抑えたパッケージ

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Brew Tea Co.はお茶の味以外にも環境保全の面でもこだわりを見せている。キーワードの一つとして「プラスチックフリー」を掲げ、商品のパッケージに使うプラスチックの量をできる限り減らした。例えば、2017年にはティーバッグの素材として定番のナイロンからSOILON(ソイロン)と呼ばれるコーンスターチから作られた素材へと変更した。この素材はお茶の抽出度が高く、さらに使用後は土に還すことができる。

さらに同年末、外装のプラスチックの使用も取りやめることにした。Brew Tea Co.で使われているのはNatureFlex(ネイチャーフレックス)と呼ばれる木材パルプから作られた素材で、見た目には透明でプラスチックのようだが、使用後には土に還すことができる。

現在ではボックス入りの茶葉は全てプラスチックによる梱包がなくなった。ボックスの中には、梱包に使用されている素材の種類と、その素材の処分、あるいはリサイクルの方法まで記載されたカードが同包されている。企業側の努力だけでなく、消費者が環境について意識するきっかけも作ってくれているのだ。

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いつものコーヒーもいいけれど、たまには味と環境保全の両方にこだわったBrew Tea Co.のお茶で一息ついてみてはどうだろうか?

Brew Tea Co.(ブリューティーカンパニー)

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