秋の夜風に当たりながら。「食べる」と「棄てる」を考えるルーフトップシネマをニュウマン新宿で開催!

2016.10.3

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先週日曜日、NEWoMan新宿The CAMPus」にて「フードウェイスト(食料廃棄)」をテーマに、ゲリラシネマ2が開催された。参加した約80名は「フードウェイスト(食料廃棄)」の実態に驚愕し、これから何ができるのかを考えた。

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(Photo by Daisuke Endo)

食料廃棄に切り込むイベントは新宿の屋上で

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(Photo by Daisuke Endo)

今回で2回目となるゲリラシネマは、日本や世界で起こる社会問題を「知って、考えて、行動する」がコンセプトの映画を上映するイベントだ。主催は、HEAPS.株式会社が運営する本メディア「Be inspired!」。当日は、ゲストを招いたトークショー、食べると棄てるを考えるドキュメンタリー映画『TASTE THE WASTE(もったいない!)』の上映が行われた。場所は、NEWoMan新宿6階ガーデン「The CAMPus」。大都会新宿で、いま海外でも話題のルーフトップシネマが実現した。

また、来場者には先着順でTokyo Cork ProjectHEAPSのコラボレーションによって生まれたイベント限定コースター、マルチクリエイターのaimi odawara氏による特別描き下ろしステッカー(全2種)が配布された。

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環境問題の最先端をゆくゲストたちによるトークショー

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(Photo by Daisuke Endo)

映画上映前に、日本の社会から「もったいない」をなくすべく活動するゲストによるトークショーが行われた。

■ゲストスピーカー 岡 清夏さん(株式会社 ルミネ

会場の新宿NEWoManを運営する株式会社 ルミネからは、岡さんがゲストスピーカーとしてお話をしてくれた。ルミネでは、2011年から環境について考えて行動する「choroko(チョロコ)」プロジェクトが開始された。スワヒリ語で「枝豆」の意味を持つ「choroko」プロジェクトには、環境問題に対する意識を芽生えさせ、育ててゆくという願いが込められている。現在、ルミネでは細かなゴミ分別を行っているという。

■ゲストスピーカー 北村 真吾さん(株式会社 GOOD DEAL COMPANY

今回ゲストスピーカーを務めてくれた株式会社 GOOD DEAL COMPANY代表の北村真吾さん。株式会社 GOOD DEAL COMPANYでは、Tokyo Cork Projectという、ワインボトルに使われるコルクを収集し、資源として再び利用できるようにするプロジェクトを行っている。東京で消費されるワインボトルは、年間約1億2000万本分にもなるという。また、コルクの素材のコルク樫は日本で育つことができない。Tokyo Cork Projectは、東京でコルクをつくりだすたったひとつの方法なのだそう。現在、プロジェクトに賛同する店舗は650にも及ぶ。

■モデレーター 井本 喜久さん(COZ株式会社

モデレーターを務めてくれたCOZ株式会社代表取締役の井本さん。COZ株式会社では、「次世代のPEACE」に繋がるような「オモシロイ」アクションを日々創り出している。今回会場となったNEWoMan新宿「The CAMPus」のブランディング・プロデュース、クリエイティブデザイン・プロデュース、コミュニケーション・プロデュースも手がけている(詳細は、こちら)。

トークショーでは、「NEWoMan新宿でTokyo Cork Projectの取り組みを開始したい!」との会話も登場し、今回のイベントがきっかけでゲスト同士のコラボレーションが生まれたことは大きな成果と言えるだろう。

フード・ウェイストの裏側

※動画が見られない方はこちら

先進国で行われる大量の食料廃棄。日本も例外ではない。一方で、世界には飢餓に苦しむ人々が溢れている。このギャップを私たちはどのように考えるべきなのか。時として、無意識に「見た目のよさ」で食べ物を取捨選択している私たち。「消費期限」が切れたから、ではなく、「賞味期限」が切れたから捨てられてしまう食べ物たち。目を背けたくなるほど、衝撃的で絶望的な映像が次から次へと流れてくる。しかし、ドキュメンタリーの中では、食料廃棄問題に取り組む企業も映し出されている。絶望的な映像と熱意ある取り組みの両方を映し出すことにより、今後私たちがどのようにして持続可能な世界を形づくっていけばよいかということを前向きに考えてゆけるのではないか。

まだ続くのか?ゲリラシネマ

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(Photo by Daisuke Endo)

今回で2回目となったゲリラシネマだが、第3回目の開催も予定している。80名が参加した今回の上映会では、映画上映後に来場者同士が話すなどオフラインコミュニティのネットワークも活性化したのではないだろうか。第3回目以降も、日本や世界で起こる社会問題を「知って、考えて、行動する」Be inspired!のコミュニティの輪を広げてゆきたい。

参加者の皆さま、ご来場ありがとうございました。またのご参加を心よりお待ちしております!

※こちらはBe inspired!に掲載された記事です。2018年10月1日にBe inspired!はリニューアルし、NEUTになりました。

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