美しい状態とは「自分に対して正直でいること」。既存の美の基準に一石を投じる“お守りのような”ビューティーブランド「7NaNatural」【Sponsored】

Text: Nagisa Nasu

Photography: Elena Iwata unless otherwise stated.

2022.4.28

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「赤いリップは“女性らしさ”の象徴」「肌は荒れても我慢」「最後まで使いきれずコスメロス」

 そんな美容の“当たり前”へのさまざまな“違和感”をもとに、「ジェンダー、年齢に囚われない色展開」「天然由来成分100%」「再生プラスチック材を使用したミニサイズの容器」、これらを実現したカラーコスメブランドがある。それが、クリーンビューティーブランド「7NaNatural(ナナチュラル)」だ。

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7NaNatural

 今回、「サステナブルって環境問題だけじゃなくて、“自分自身の持続可能性”もその一つだと思います」と話す「7NaNatural」ブランドディレクター・中村圭と、ディレクターのShizukuに本ブランドが生まれた経緯や、世間の美の基準に対して思うことなどを伺った。

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左から、中村圭、Shizuku

派手な色や、人と違う色を纏うことが多様性じゃない

ー「7NaNatural」が誕生した経緯を教えてください。

中村圭(以下、中村):元々、私の身近な人たちで美容に関する企業の情報発信とか、コミュニケーション支援をしている方が多くて、どういう情報訴求が生活者にとって役に立つのか、力を与えられるのかをずっと考えていたんですね。そんなときに、株式会社トキワの「アクセラレータープログラム」をみつけました。ちょうど自分のなかでいろいろな思いやアイデアが溜まっていたタイミングだったので応募したところ、ありがたいことにアワードを受賞できたんです。そこから本格的に、化粧品に対する「心地良さ・悪さ」「どのように普段使っているか」など、リアルな声を3ヶ月ほどさまざまな方にインタビューして具体化させていきました。

ー具体的には、どのような意見があがったのでしょうか。

Shizuku:例えば、使用すると一気に“女性らしい”印象になってしまう「赤色を纏うことに対しての抵抗」や、カラーコスメを最後まで使いきれずに捨ててしまう「コスメロスへの罪悪感」などの意見がありました。

中村:あとは「年相応の格好をしなきゃいけない」「母親になったら落ち着いた格好をしなきゃいけない」というような、世間の当たり前みたいなものに縛られて、純粋にメイクやファッションを楽しめなくなったという声もありました。

ーでは、集まった声がどのようにブランドに反映されているか教えてください。

Shizuku:まず、容器を真っ白にしました。これだと、どんな人が使うものなのかって、あまり想像がつかなくないですか? 化粧品って、容器のデザインとか店頭に並べてあるときのディスプレイなどで「これを使う人は、こういう人」と、想定しているイメージがあると思うんです。でも「7NaNatural」はあらゆる人にオープンな化粧品でありたかったので、色は白色、シンプルなデザインにしました。

中村:そうですね。世代も性別も価値観も横断するような、ニュートラルでフラットな、バイアスがかかっていないプロダクトにすることを意識しました。そういう化粧品って、なかなか出会いづらい気がするんですよね。例えば、洋服とかヘアカラーとかって、自分の好きなものを直感的に選べると思うんですけど、化粧品は自由度が低いというか。購入者のターゲットが絞られているから、そこに自分を当てはめるみたいに感じてしまうと思うんです。だから、それぞれの人が自分の思いを重ねて自由に使ってもらえるという点を大事にしました。

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Shizuku:あと、もう一つ意識したことがあって。私を含め、Z世代*1と呼ばれる世代の子たちって、“自分らしくあること”という意味での「多様性」という言葉に縛られている感覚があるんです。本来は“異なる個人を認め合う”という意味合いのはずが、“自分らしくいなきゃいけない”、 “唯一無二のオリジナルな自分でいなきゃいけない”みたいな感じがする。でも、私は派手な色や人と違う色を纏うことが多様性だとは思っていないんです。「今日はタイトな洋服を着て、体の曲線を楽しむ日にしたい」とか、“その人が好きな、その人らしさ”を楽しむことが多様性だと思うんです。

中村:うん。例えば私は赤色が好きなので、いつも好きな色を中心にファッションを楽しんでいるんですが、たまには色を纏わずにパワーダウンした方が心地よい日もあります。「いつもカラフルな色を着ている私だけど、今日は透明な気持ち!」とか、みなさんの「今の自分の心地よさ」、「今が楽しくなる」って気持ちを尊重したいです。

Shizuku:たまに「『7NaNatural』は多様性について発信しているのに、なんで緑とか青とかないの?」って聞かれることがあるんですが、「派手=個性」ではないという思いから、色のセレクトをしたからなんです。だから、ほとんど無色でラメだけが光る「ナナ」という色を作りました。

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左上から:01ダイダイ/02モモ/03サクラ/04キ/05アカ/06チャ/07ナナ
カラーパレット 〈口紅・頬紅・アイカラー〉 内容量:2.5g 通常価格¥1,500(税込)

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左:カラースティック 03 サクラ 〈口紅・頬紅・アイカラー〉 内容量:1.7g ¥2,500(税込) 右:カラースティック 05 アカ 〈口紅・頬紅・アイカラー〉 内容量:1.7g ¥2,500(税込)

(*1)Z世代は、一般的に1990年代半〜2010年代序盤に生まれた世代のことをさす。

スタート地点がサステナブルという理念だったわけではない

ーなるほど。ブランド名「7NaNatural」の「NaNa」には<7つのひとと社会が抱える課題を解決していくこと>、「Natural」には<自然体の美しさや自然の恵みを尊重していくこと>という思いが込められているそうですが、環境への配慮も意識されたのでしょうか。

中村:「天然由来成分100%で、極力いらない成分を排除したい」というのは念頭に置いて進めていきました。イエローパールを配合した「キ」と、パールの輝きを楽しめる「ナナ」は100%ヴィーガンです。ただ、それ以外の5色は、試行錯誤したものの、ヴィーガン100%だとどうしても発色が悪く、思い描く発色が実現できなかったため、完全なヴィーガンにはなっていません。その点もオープンにして、今後成分、発色についても、進化させていこうと考えています。また、商品には香りづけも一切していません。

ーその他にも、「コスメを使い切るという心地よさ」を感じてほしいとの思いからミニサイズでの展開、また製造過程で動物実験も行っていないそうですね。

中村:お野菜を使い切って残さず食べたときって気持ちいいじゃないですか? でも、あの気持ち良さを化粧品では体験できていないなと思って。使い切れる、無駄のないミニサイズにしました。また「7NaNatural」の商品をオンラインショップで購入すると、返送用封用が同梱されてきます。そこに使い切った容器を入れて郵送で送り返していただくと、リサイクルして新たな資源へと生まれ変わらせるシステムづくりをしました。

ただ、環境への配慮の気持ちはもちろんありますが、実はスタート地点がSDGsという理念だったわけではないんです。例えば、乾燥肌の方だと化粧品で乾燥してしまうことがあるけど、しょうがないって“心地よさ”を捨てている人も多い。そんなふうにみんなの“違和感の種”に丁寧に気付いていって、“心地よさ”を突き詰めていった結果、たどり着いたのがサステナブルだったんです。

Shizuku:そうなんです。「サステナブルってなんだろう?」って考えたときに、それって環境問題だけじゃなくて、自分自身の持続可能性もサステナブルだよね、って思いました。自分が心地よくないといろいろなことを続けていけないから、自分の“心地いい”を起点に選択していった結果、知らないうちにサステナブルという循環のなかにいた、というのが素敵だなと思いました。自分が心地よくいられたら周りの人も大切にできるし、環境も大切にできるという、シンプルな発想です。

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ー色のセレクトについても詳しく聞かせてください。

中村:みんなの「欲しい!」を聞いていった結果、100色くらい作りたくなってしまって(笑)。でもそれは難しいとなったときに、周りのみんなが「試してみたい」と思うもの、そして「その人の顔とか輪郭を引き立たせてくれる色」を意識してセレクトしました。ただ、天然由来成分だと発色させるのが難しかったので、それぞれ「天然ピグメント」で色も大きさも違うパールを入れました。

Shizuku:パールには、日本で「雲母(うんも)」と呼ばれる「天然マイカ」という鉱物の一種の素材を使っています。これは主にインドから採掘されているんですが、実は「天然マイカ」は児童労働によって採掘されたものが多いんです。そのため「7NaNatural」では、児童労働ではないルートで採掘されたマイカを使用しています。また、いずれそれを避けるだけでなく、根本を解決できる活動もできたらいいなと考えています。

お守りみたいな存在になれたら

ーオススメの使い方があれば教えてください。

Shizuku:えぇ…、自由に使ってほしいです(笑)!

中村:そうですね、オススメの使い方は自由に使うことです(笑)。アイシャドウ以外にも、リップとしてもチークとしても、ハイライトとしても使用できますし、眉毛に塗るのも可愛いです。Shizukuちゃんは何色か重ね付けして、オーロラみたいに使ってるときもあるよね! あと私は個人的に、日中にメイク直しをするのが面倒なタイプなので、これ一つ持ち歩いていれば化粧直しが簡単にできるというのも嬉しいですし、夕方メイクが落ちてきたとき、ラメの残りがキラキラ光るのも好きです。

Shizuku:「7NaNatural」は、自分が“ハンドルを握れる感覚”を体現しているのかもしれません。画材のように使い方が自由だから、自分が好きにコントロールできる。あと、最近嬉しかったのが、街で偶然友達に会ったときに「今日『7NaNatural』持ってるよ」って言ってくれたんですが、その日はメイクには使ってなかったんですね。「ただ持ってると気分上がるから持ってる」って言ってくれて。お守りみたいな感覚でポケットに入れてくれているって聞いてすごく嬉しかったです。

中村:それ嬉しいね。まさにお守りみたいな魔法をかけてくれる存在に「7NaNatural」がなれたら嬉しいなと思っています。私、洋服とかメイクには、自己暗示みたいな力があると思っていて。今後「7NaNatural」は、トレンドカラーにあわせて新色を出していく、といった従来のコスメに多い発売の仕方はしない予定で、共感してくれた方たちが使って感想をくれるとか語り合いができるブランドでいたくて。理念に共感してくれるから「7NaNatural」を使いたい、となってほしいです。使用してくれる方と距離が近いブランドでいられたらいいなと思っています。

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ー自分の気持ちに寄り添ってくれるツールということですか?

中村:そうですね。私、その人の美しさって「自分に対して正直でいること」だと思っているんです。そのときの自分の率直な感情に、その人が寄り添っているとき。楽しくてガハハ!って笑ったり、悲しくて大泣きしたり、沈んでしまったときの憂いの表情でさえも。他者はもちろん良い影響を与えてくれる存在だけど、他者の目を気にして、それに縛られてしまうこともある。でも、自分の気持ちに正直になっているとき、“人って美しいなぁ”って思うんです。

Shizuku:私も。自分のなかの光と影、どっちもあるからこそ、ものが照らされて、形が見えてくる。そういう全てをトータルして、“あ、美しいな、人って”って思います。

ートレンドではなく、まさにそのときの自分の気持ちと向き合って、自分の“心地よさ”で選ぶようなイメージですね。

中村:そうですね。メイクしているときって、鏡も見ますしね。意識しないと、自分と向き合うタイミングってあまりないじゃないですか。いつも目に映るのは、自分以外のものですし。だから「今日は何色をつけよう」って考えて自分の顔を見たり、自分の心に耳を傾けたり、ふっと、我に返ることができるツールに「7NaNatural」がなれたら嬉しいです。

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7NaNatural

Website / Instagram

株式会社メディアジーンが、2022年3月17日から一般販売を開始した日本発、天然由来成分100%のクリーンカラーコスメブランド。ブランド名の「NaNa」には、7つの人と社会が抱える課題を解決していくこと、「Natural」には、自然体の美しさや自然の恵みを尊重していくことという思いが込められている。鉱物油・石油系界面活性剤、紫外線吸収剤、合成香料、パラベン・防腐剤、シリコン、アルコール、タール系色素の7つの成分不使用。天然由来成分100%。オリジナル配合のラメを使用することで、マイクロプラスチックフリーでありながら高発色を実現。口紅、アイシャドウ、チークにとマルチに使えるカラースティック全7色とカラーパレット(カラースティックの7色が一つになったミニサイズのパレット)を展開している(2022年4月時点)。

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