ごちゃごちゃと光り輝くネオンのなかを行き交う無数の人々。東京一のゲイの街、二丁目。昔から続く劇場にライブハウスやひっそりと佇むZINEの専門ショップ。淡々と鳴り響くいささか不気味なドラッグ規制の放送や、数え切れないほどの風俗店はちょっとアングラな雰囲気が漂うけれど、紛れもなく最先端のカルチャーを生み出し続けている東京を代表する歓楽街、新宿。
今回そんな新宿の街中で、野外フィルムフェスティバルが開催されることになった。
今年で2回目となる、2018年7月6日から10月6日まで6回にわけて開催される『新宿パークシネマフェスティバル』では新宿の多様な面を体現すべく、“多様性に寛容であることの意義や大切さ”を考えるきっかけを与えてくれるような傑作をラインナップ。
新宿は、エリアごとに違う魅力をもち、昔から多くの人が集まり、新たなものを生みだしてきたまちです。様々な方が、個性を大切にし、いきいきと生きていける、そんな懐の深いまちでありたいと考えています。
そうメールで答えてくれたのはフェスティバル主催の新宿観光振興協会である。高層ビルがひしめく新宿のイメージとは対照的に、緑潤う「新宿中央公園」で、“まち”の魅力を最大限に引き出せるようなイベントを実施したいと考えてるそうだ。
どうして「映画」なのか。今回映画にまつわるプロデュースを務めた服部進(はっとり すすむ)氏と鎌田雄介(かまた ゆうすけ)氏は、映画こそ多様性を扱うのにぴったりのメディアだと話す。
映画は芸術作品のなかで、もっともたくさんの人間が関わるものだと思います。 誰でも、どの国でも作ることができます。多様性をテーマにするもっともふさわしいメディアだと思います。
さて、第二回目となる明日の上映作品は『ギフテッド』。
『ギフテッド』
生まれて間もなく母親を亡くした7歳のメアリーと独身の叔父フランク。メアリーに天才的な特別な才能が明らかになることで、静かな日々が揺らぎ始める。「(500)日のサマー」のマーク・ウェブ監督がメガホンをとったファミリードラマ。
この映画には「人生、人と違っていいんだ」といったメッセージが込められているとプロデューサーは話す。この他にも『リトル・ミス・サンシャイン』や『(500)日のサマー』など、ぜひとも公園のゆったりした空間のなかで観たいような作品が続々と上映される予定。
会場には充実したキッチンカーも用意されるそう。映画を楽しむだけでなく、街や野外ならではの雰囲気を楽しむことができるだろう。
そしてなんとこのイベント、入場無料。いつもと違った新宿を楽しみ、多様性について考えてみれば充実した週末の幕開けとなるだろう。
『新宿パークシネマフェスティバル』
≪主なスケジュール≫
7/6(金) グランド・ブタペスト・ホテル
8/3(金) ギフテッド
9/7(金) マリーゴールド・ホテルで会いましょう
10/4(木) リトル・ミス・サンシャイン
10/5(金) (500)日のサマー
10/6(土) ファミリー・ツリー
※こちらはBe inspired!に掲載された記事です。2018年10月1日にBe inspired!はリニューアルし、NEUTになりました。