NEUT Magazineの過去記事から学ぶ「フェミニズム」について #LetsreadNEUTathome

2020.5.11

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2020年5月。コロナによる緊急事態宣言は月末まで延長され、仕事がない日は外出自粛をしている人がほとんどだろう。

多くの人が自粛を始めてから数ヶ月も経った今、外に出たい気持ちにもなるかもしれないが、ポジティブに考えれば家にいなければならないこの時間を、忙しい日常に埋もれてしまいがちな自分自身や世の中のこととゆっくり向き合う貴重な機会だと捉えることもできるかもしれない。

NEUT Magazineは、これまで出してきた記事をトピックごとにまとめてみた。もしまだ知らないトピックがあれば、自粛期間を使った学びの入り口にしてほしい。

今回のテーマは「フェミニズム」

「フェミニズム」と一口にいっても、いろいろな思想があり、活動がある。NEUTでは、大きく「生物学的な性別・ジェンダーに関係なく、全ての人の平等を実現するための思想」だと捉えている。これまでNEUT Magazineがいろいろな角度から取材した過去の記事を通して、「フェミニズム」とは何か、「等身大の声」から学ぼう。

フェミニズムって何だろう?

「男の人の将来の夢が専業主夫だっていいと思う」。23歳のファッションブロガーが考えるフェミニズムって?(2018年1月18日)

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日本では「フェミニズム」「フェミニスト」と聞くと、「うるさい」「男嫌い」などのマイナスなイメージが浮かぶ人も少なくないかもしれない。
取材当時23歳だったファッションブロガーのakiraが、身近な例を挙げて彼女の考える「フェミニズム」を教えてくれた。

雑誌やテレビの男の子にモテるためのメイク、ファッションなんて必要ないし、インスタでアートとしてアップされてるトップレスの女性の写真が削除される必要だってない。会社でお茶やコーヒーを出すのは女性なんてルールはないし、男の子がピンクを好きだっていいんだし、強く男らしくいなきゃいけないっていう必要だってない。自分には関係ないって思う人も多いと思うけど、フェミニズムっていう言葉を一人ひとりが理解するだけでも世の中は少しずつ変わると思うの。日本だけが関係ないなんて絶対ない。だからみんながフェミニズムについて少しでも知ってくれたら嬉しいな。

記事▼
https://neutmagazine.com/Interview-akira

フェミニズムをポップに

「難しい社会問題であればあるほど、いかにポップに表現してマスに届けるかが鍵」クリエイティブディレクター辻愛沙子が、“社会の不均衡”と闘う理由(2019年12月3日)

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お台場ウォーターパークやTapistaなど、主にF0、F1層呼ばれる10代~30代前半の女性を対象としたヒット企画を数多く手掛けているクリエイティブディレクター辻愛沙子(つじ あさこ)が、企業や団体と力を合わせて女性を取り巻く社会のなかのさまざまな不均衡について知ることで女性の生き方や働き方を後押しするプロジェクトLadyknows(レディーノーズ)を立ち上た。そんな彼女が社会課題をポップにマスに届けることの大切さを教えてくれた。

LGBTQの問題からレインボープライドが生まれてマスまで届いたのは、ポップなデザインがあったからだと思うんです。難しい社会問題であればあるほど、いかにポップに表現してマスに届けるかが鍵で、デザインの力を使ってマスに向き合ったコミュニケーションをしていくことが、Lady Knows、そして広告クリエイターとして私自身が向き合い担っていくべきことだと思っています。

記事▼
https://neutmagazine.com/interview-asako-tsuji

フェミニズムは女性だけの問題じゃない

特集:Oh Boy(2019年3月)

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2019年の3月8日国際女性デーに「性別間の平等」を考える第一歩として特集で考えたいのが男性が持つ“女らしさ”。
「男らしさ」や「女らしさ」は生まれ持った体の性別によって決まるのか?
本特集では、“男らしさ”や“女らしさ”に対してニュートラルな考えを持つ複数の20代男性の“女らしさ”に焦点を当てて、彼らの等身大の視点を届けた。

特集ページ▼
https://neutmagazine.com/feature/oh-boy/

妊娠した体をポジティブに見よう

インスタに寄せられた相談は100件以上。23歳の人気写真家が「妊娠した体をポジティブにみよう」と発信した理由(2018年10月29日)

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フォトグラファーとして活動する23歳のTammy(タミー)が妊娠中に、「妊娠した体に対するポジティブな考え方」についてInstagramで発信。フォロワーをはじめ多くの人から大きな反響があったという。本記事では、フォロワーとのコミュニケーションのなかで彼女が知った、妊婦に対するネガティブ視の問題などに触れながら、妊婦として「自分の体や人の体を受け入れること」について話してくれた。

妊娠すると、女の人の身体って赤ちゃんを守るために原始的に毛深くなって、生まれた後赤ちゃんが乳首を探しやすくするために、しばらく乳首の色も濃くなっていって、お腹もどんどん大きくなって(たみはなぜかお尻も大きくなった笑)、おへそも出てきて、なんならホルモンだけじゃなくて脳みその構造までも変わるらしい!この変化は全然恥じることじゃない。♡

記事▼
https://neutmagazine.com/interview-tammy-volpe

性感染症のことをもっとオープンに

「一般の方にも、もっと気軽に来てもらいたい」。元AV女優が始めた“偏見のない性感染症専門クリニック”(2018年8月31日)

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「性感染症の検査」は、性的にアクティブであればするのが普通であるべきなのに、性がタブー視されている日本社会ではハードルが高いと感じる人も多いだろう。
そこで性感染症(STD)検査専門クリニック、「池袋駅前ライフクリニック」を立ち上げた元AV女優の夏目ミュウ(なつめみゅう)と、稲垣徹訓(いながきてつのり)院長に、実は身近にある性感染症の事情、そして同クリニックのこだわりについて聞いた。

夏目:来てくださる方はやはり性産業の方が多いので、AV女優だった私はそこに対して別に偏見もないですし、一般の方にももっと来ていただきたいですね。本当に偏見なく診てくださる先生とかスタッフばかりですし、私もまあいろんなことが人生であったので相談乗れます。

記事▼
https://neutmagazine.com/interview-myu-natsume-ikebukuro-life-clinic

女性について、広告の視点から

特集:AD, Not Found(2019年7月)

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2019年7月の特集「AD, Not Found」では「(まだ見ぬ)広告」をテーマに、広告に出る側、作る側、見る側の視点から3人の女性にフィーチャー。本特集では、これまで目にしてきた広告での「女性の描かれ方」の問題を考えつつ、変化をもたらそうする人たちの取り組みを紹介し、今後の広告が持ちうる可能性を探る。私たちが欲しい、新たな時代を作っていく広告ってどんなものだろう?

▼特集ページ
https://neutmagazine.com/feature/ad-not-found/

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