原宿から“ビジネススタンダード”を変える。モノを循環させ、ゴミの出ない社会を作るイベントが開催

2019.5.7

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日本ではまだまだ知られていない「サーキュラーエコノミー=循環型経済」(以下、CE)という考え方がヨーロッパを中心に広がり始めている。今までは無駄と思われて捨てられていたものを捨てずに価値に変えたり、そもそもゴミが出ないシステムに変えたり、様々なものを個人で所有するのではなくシェアすることで、モノではなくサービスに価値を見出したりする考え方だ。

5月30日(木)に、原宿キャットストリートにあるTRUNK(HOTEL)とSHIBUYA CAST.で開催するCEをテーマにしたイベント「530conference 2019」(ゴミゼロカンファレンス 2019)。各会場では当日、国内外でCEを実践する企業の担当者や活動家、アーティストなど、様々なレイヤーの人々によるトークイベントと実践的なビジネスアイディアをCE的に考えるワークショップを実施する。

同じく5月30日(木)から、原宿のキャットストリートを中心に有志のショップによる同時多発キャンペーンが開催される。この期間中は各ショップでショッピングバック不使用の提案などの啓発キャンペーンが行われる予定だ。

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NEUTで連載を持つ中村元気が共同主催しており、以前NEUTで取材した「の〜ぷら」のノイハウス萌菜が登壇する

今までビジネスにおいてCSR*1やCSV*2などの概念が語られてきたが、それらの考え方は、企業の中で環境を扱う部署は“稼がない総務”のような部署であるかのように位置付けられてきた。一方でCEという考え方は、企業が生み出すビジネスの全ての領域で環境への配慮がなされ、ゴミを含めた無駄を徹底的になくし、価値に変えるため、廃棄にかかる経費を下げたり、新しいビジネスによる利益を社内に生み出したりする。実際に多くの環境先進的な都市では、地球が抱える様々な問題を意識し、消費者や取引先、さらには投資家や銀行までもが、企業に対して「サーキュラーエコノミー」的であることが強く求められていると言う。

(*1)Corporate Social Responsibilityの略。「企業の社会的責任」と訳される。
(*2)Creating Shared Valueの略。「共通価値」と訳され、CSRが自社イメージの向上のために行われるものであるのに対し、CSVは自社の強みを生かして社会問題の解決を行おうとするものである。

同イベントを開催する一番の意味は「環境意識」を「ビジネススタンダード」にすることを目的にして開催しているところだ。私たちの生活は企業のサービスや製品によって成り立っていると言っても過言ではないが、私たちの消費が「投票」だと言われる現代において、消費者と企業がともに変化することでの相乗効果が、大きな社会インパクトを生み出すと主催者たちは信じている。何より、変化したあとの世界を、日本を、渋谷を想像するとワクワクしないだろうか?

530conference 2019

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5月30日(木)10:00-21:00 TRUNK(HOTEL)&SHIBUYA CAST.

ワークショップ:2019年世界経済フォーラム年次総会(通称ダボス会議)で若手リーダーの一人として共同議長を務めた、NPO法人ゼロ・ウェイストアカデミーの坂野晶さん監修で「サーキュラーエコノミー」ビジネスモデルを使った、持続可能なビジネスを作るプロセスを学ぶワークショップ。

トークセッション:サーキューラーエコノミーを実践する企業担当者からその立役者である非営利団体からアーティストまで幅広く登壇。
    - テーマ サーキュラーエコノミーの5つのビジネスモデル:再生型サプライ/回収とリサイクル/製品寿命の延長/シェアリング・プラットフォーム/製品としてのサービス)
    – 登壇者 普川玲-スターバックスコーヒージャパン株式会社/清水イアン-環境アクティビスト, Spiral Club/石山アンジュ-内閣官房シェアリングエコノミー伝道師/平間亮太-株式会4Nature/ノイハウス萌菜-の~ぷら/and more …)

-SPONSORS-
TRUNK(HOTEL)/SHIBUYA CAST./サントリーホールディングス/株式会社 サティスファクトリー/大川硝子工業所/ABOUT LIFE COFFEE BREWERS/Alishan Organic Center/corona extra/Fuglen Coffee Roasters/ONIBUS COFFEE/株式会社 4Nature/の~ぷら

-SUPPORTERS-
環境省/穏田キャットストリート商店会/原宿二丁目商店会/
一般社団法人グリーンピース・ジャパン/ NPO法人ゼロ・ウェイストアカデミー

-MEDIA PARTNERS-
NEUT MAGAZINE/Sustainable Brands Japan

チケットはこちら
詳細(Facebookイベントページ)はこちら

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