今こそ「働き方」を見直そう。NEUT Magazineの過去の記事を通して知る、働くことへのさまざまな価値観 #LetsreadNEUTathome

Text: Miku

2020.5.29

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新型コロナウイルスにより、私たちの日常は間違いなく変わり始めた。「働き方」もその大きな一つに違いない。この事態は根付いた常識や価値観を払拭するよいタイミングともいえる。

緊急事態宣言が解除になった今、会社に戻る人、また新たにスタートをきる人と、さまざまな人がいるだろう。

今回のテーマは「働き方」

今回NEUTMagazineは「フェミニズム」「ゴミ」に続き、既存の価値観に捉われない「働き方」をしている人の記事をまとめてみた。まだ知らない自分以外の誰かの「働き方」から、忙しない日常に戻る前に改めて自分自身と向き合うきっかけになればと考えている。

好きなことを仕事にするのが幸せだというのは幻想

「好きなことをフルタイムの仕事にすることが幸せ」という“現代人の幻想”を壊す23歳のシェフ。(2017年10月13日)

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NEUT Magazineの前身Be inspired! Magazineも参加した、姉妹媒体HEAPS Magazineが2017年の9月に主催した公開取材イベント「MEET HEAPS ~Public Interview Studio~(パブリックインタビュースタジオ)」のレポート記事。ゲストスピーカーは、学生寮内ではじめたノンプロフィット(非営利)・サパークラブ(食事も提供する小さなナイトクラブ)で一躍有名人になり、学生時代から“予約4,000人待ち”の人気を博したフリーランスシェフジョナ・レイダー氏、ファッション業界から農業界に転身し、“東京生まれ、無農薬育ちの野菜”を栽培する太田太氏、“歌謡エレクトロユニット”「Satellite Young」のボーカル、母、会社員という“三足のわらじ”を履く草野 絵美氏の3名。「これからの世代の働き方と仕事との向き合い方」についてを議論した。近頃は「好きなことをやるのが自己実現」といった風潮があるような気がするが、誰よりも自由に働いているようにみえるジョナがそれを正面から否定していたのが興味深かった。

Jonah :自分が好きなこと、やっていて力がみなぎるようなことをする時間を、自分に現実的な形で作る、っていうのがもうちょっと合理的な姿勢じゃないかな。それが職業である必要はないし、それだけをやる必要もない。

記事▼
https://neutmagazine.com/meet-heaps-public-interview-studio-vol1

自分らしさを見つけるために、自分の好きなことを仕事にする

「好き」を仕事にするから成功する。ポートランドが教えてくれた「人間らしい働き方」とは(2017年7月8日)

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「自分探しの旅」「自分らしさ」「自分の軸」…。 
            
“じぶん”って何なんだ。いろんな人との出会いがあるなかで私はどんな生き方をしようか。自分でブランドopnner(オプナー)を立ち上げ「タトゥーシールデザイナー」として活躍している岩谷香穂さんにインタビューを行った。アメリカ・オレゴン州にある先進的な町ポートランドで学び、帰国後日本の就活に直面した彼女は「人前で話す面接も苦手やし、そこを超えてもそっちのルートは嫌やわ」だと、ジョナとは対照的に、「好きなこと」こそが自分の働き方だと気がついたという。
岩谷:ポートランドでは5時になったらみんな仕事をやめて、さっきまで接客していた人が隣でビールを飲んでいたり、自分を大事にしている働き方を見て、「私が理想する働き方はこれかも」と思いました。

記事▼                    
https://neutmagazine.com/opnner-portland

働く場所はひとつに定めなくてよい

やりたいことがないって贅沢な悩み?ある経営者が“住所不定”で、アジアを飛び回る理由<横堀良男>|Ome Farm太田太の「僕が会いたい、アレもコレもな先駆者たち」 #004(2019年12月24日)

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ファッション×農業という視点から飛び出すアイデアで業界を変えていこうとする、Ome Farmの太田太さんが、同じく複数の分野をまたいで活躍する先輩たちに会いに行き話を聞く連載、「Ome Farm太田太の『僕が会いたい、アレもコレもな先駆者たち』」。本連載の第四回のゲストが、2011年から東南アジアの各国に拠点を作り、住所不定のパーマネント・トラベラーとして活動する横堀良男(よこぼり よしお)さんだった。アジア各国を飛び回ることで、常識に当てはまらないパーマネント・トラベラーという生き方を実践している横堀さんは「パソコンとスマホがあればどこでも仕事ができるようになったから」、この生き方が可能になったと話す。

横堀:英語はろくに話せない。パスポートも期限切れ。そんな状況でも飛び出せたのは、これまでと同じことをやって失敗するなら、他のことをやって失敗したほうが良いと思ったからです。

記事▼
https://neutmagazine.com/futoshi-ota-aremokoremo-4

Diversity is what’s real(多様性があるのが普通じゃない?)

VICE MEDIAのアジア太平洋クリエイティブ責任者に聞く、「職場の多様性」を認めることで持てるチカラ(2019年12月19日)

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2019年11月7日(木)・8日(金)の2日間、「知らないを知って、視点を変える」をテーマに開催されたビジネスカンファレンスMASHING UP(マッシングアップ)のトークセッションの一つ「朱に交わるな、カラフルであれ。組織がクリエイティブであるには」では、オンラインメディアVICE MEDIAのアジア太平洋地域のクリエイティブ責任者Genie Gurnani(ジーニー・グルナニ)が登壇。大学生時よりドラァグカルチャーに目覚め、現在でも夜や週末にはドラァグクイーンとして活躍するGenieは米・カリフォルニア州にある保守的な町で育ち、「異質」の存在として生きた苦悩を経験した過去を持つという。本記事ではそんなジーニーに、「職場でのダイバーシティの大切さ「について聞いた。

Genie:多様な立場の人が協力してより多くの人に届くものを作ろうとするとき、より多くの人と繋がることができる。そうすると、より多くの人の存在に光を当てられる。それってすごくやりがいがあると思う。

記事▼
https://neutmagazine.com/interview-genie-gurnani

フリーランスがいなかった業界で、フリーランスの仕事を作り出す

他に類をみない“フリーランスの映画配給者”。「ワクワクしながら働くこと」を追求し続ける男の野心(2018年3月5日)

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日本にフリーランスで映画の「宣伝」をする人は少なくないけれど、「配給」はごく稀。ドキュメンタリー映画を専門に配給を行うサニーフィルムの有田浩介(ありた こうすけ)は、それを一人で行っている。本記事では、そんな有田さんのフリーランスになるまでの経緯や、仕事に対する情熱あふれる思いを聞いた。

有田:音楽にしても、映画にしても、どういう仕事で、どういうポジションで仕事をするにしても、自分がワクワクしていないといけないし、気概を持って、自分がやりがいを感じて取り組めていないといけない。それはお金をいくらもらえるからとか、もらっているお金がいくらだからこれくらいの仕事をしようとか、そういうことではなくて、自分が生き生きとする仕事だけを常に求めていたような気がする。

記事▼
https://neutmagazine.com/interview-kohsuke-arita

全く違う前職だって活かせる。いつだってキャリアチェンジには遅くない

30代で東京の商社を辞めて、和紙職人になった女性の「急がば回れな人生」(2018年7月18日)

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東京の商社から埼玉の和紙職人へ。もともと東京の商社で働いていた谷野裕子(たにの ひろこ)さんが重要無形文化財に指定されている細川紙の職人になった経緯や、現在の思いを聞いた記事。

谷野:アイドルのシンデレラストーリーみたいに、一気に駆け上がっていった人がそのまま上に登り続けることって無理でしょ。そうじゃなくてチクチクと努力を重ねいって、すごく素敵な俳優さんになる場合もあったりするけれど、それと同じ。

記事▼                                     
https://neutmagazine.com/interview-hiroko-tanino

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